外壁塗装で今話題の無機塗料とはどんな製品なの?魅力に迫ります
外壁塗装に使われる塗料には色んな種類があることをご存じでしょうか。
一般的に支持率が高い塗料と言えば「シリコン塗料」なのですが、最近では費用対効果に長けている「無機塗料」にも注目が集まっています。
そこで、この記事では今話題の無機塗料について細かく解説します。
ぜひご一読くださいね。
無機塗料ってどんな塗料?詳しく解説
外壁塗料に使われている塗料はただのペンキや絵の具ではありません。
常に雨風に晒されるという特殊な外壁環境に適応するために、各メーカーが趣向を凝らした製品を販売しています。
耐候性に優れていたり、環境に優しい塗料が登場したりと、日々日進月歩を繰り返しながら塗料は進化の一途を続けているのです。
では、切磋琢磨しながら進化する外壁塗料の中で、「無機塗料」とは一体どんなものでしょうか。
無機塗料とは無機質な成分を使っています。
つまり、石などの鉱物を主体に作られており、シリコンやアクリルと言ったその他の主流な塗料とは一線を画しているのです。
無機塗料の対極にはこうしたシリコン塗料などがありますが、有機塗料と呼ばれており樹脂成分が劣化しやすいため、平均的な塗料の耐用年数は約10年程度とされています。
(もちろん開発によってもっと長い耐用年数を誇る塗料も多数存在します)
無機塗料は塗膜も含めて劣化しにくく、外壁の美観が保ちやすいという大きな特徴があります。
しかし、原材料の高騰などを背景に無機塗料は高い傾向があり、一般的にはシリコン塗料などよりは塗装費用は高くなる傾向があります。
無機塗料は鉱物などの無機質なものを使っていますが、塗装をする以上伸びやすくする必要があり、有機塗料と混合しています。
無機塗料の大きな特徴とは?塗料の個性を知ろう
無機塗料の個性を知ると、ご自宅の外壁塗装のリフォームや新築時の塗装にも活かしやすくなります。そこで、ここからは無機塗料の特徴についてご紹介します。
強い塗料と言えば無機塗料
無機塗料は有機成分を主体としている塗料よりも耐用年数が長く、劣化しにくいという大きな特徴があります。
紫外線による影響も受けにくいため、日差しが強い場所にある外観でも有機塗料の施工と比べると劣化が目立ちにくいのです。
色が剥げたような劣化が起きにくいので、新築時の段階から無機塗料を選択する人も増えています。
また、塗膜が剥がれにくいという大きな特徴もあるので、「強い塗料」として塗装業者がおすすめするケースもあります。
有機塗料と比べると黒カビやコケなどの巣窟にもなりにくく、洗浄しやすいことも大きな特徴ですね。
業者によってはシリコンやアクリルの塗装を得意としているので、まだまだ無機塗料の施工に慣れていない場合もありますが、じっくりと相談を重ね施工例なども確認しながら依頼をご検討されてみてはいかがでしょうか。
弱点もあるので注意も必要
無機塗料や有機塗料と比べると耐用年数にも優れており、劣化しにくいというチャームポイントがあります。
しかし、無機塗料と言っても万能で未来永劫塗装が保たれるわけではありません。
実は有機塗料と比べると、塗装時に「伸び」が少ないという特徴があります。
そのため、弱点の1つとして「塗りにくい、ひび割れが入りやすい」のです。
するすると塗っていける塗料とは異なり、塗ってすぐから塗膜が硬くなりやすくテクニックが必要な塗料と言われています。
硬い塗膜は剥がれにくいというメリットもあるのですが、その分ひび割れしやすいというデメリットもあるのです。
無機塗料を広範囲の外壁塗料に使用する場合には、こうした弱点も踏まえた上で塗装をするかどうか判断しましょう。
無機塗料には向き不向きがある?
さて、ここまでは無機塗料の特徴について詳しく解説しましたが、実際にご自宅の外壁塗装に無機塗料を使う場合には向き・不向きがあるのでしょうか。
結論から言うと、向き・不向きはあります。
耐久性に優れている塗料ですが、塗装の技術によっては塗膜にひび割れが早くから進行するとも言われており、優れた塗装技術を持つ業者を選定する必要があります。
しかし、無機塗料のテクニックがあるか否かを質問して、「ありません」と答える業者は少ないでしょう。
やはり塗装を依頼する際には、得意分野の塗料を聞いて無機塗料のネーミングが上がってくるかどうか確認をする必要があります。
また、艶のある外壁を好まない場合には、無機塗料は不向きとも言われています。
基本的に無機塗料は難易度の高い塗料として知っておくと良いでしょう。
耐候性に優れているだけじゃない!今こそ無機塗料の人気を知ろう
外壁塗装においてじわじわと人気を拡大している無機塗料は個性も強く塗装にはテクニックも必要ですが、その一方で今だからこそ注目したい個性もあるのです。
耐候性に優れているイメージが強い無機塗料ですが、効果はそれだけではありません。
実は以下のような特徴も有しており、人気が高まっているのです。
環境に優しい塗料の開発が進んでいる
外壁塗装に求められる特徴の中には、「低汚染性」と呼ばれるものがあります。
実は外壁塗装の中でも無機塗料は外部からの汚れに強く、簡単に汚れを洗い流せるという特徴があるのです。
洗剤などを使わなくても、自然界の雨水で汚れがスッと取れるという大きな特徴があります。
汚れにくい外壁は色鮮やかさも継続されるので、今注目が集まっているのです。
また、無機塗料の分解に関しては現在研究開発も進んでおり、安全でサスティナブルな新製品の開発にも注力されています。
従来の無機塗料から進化し、メンテナンス頻度が軽減されている製品も多いので注目してみましょう。
耐候性だけではなく、耐薬品や耐熱性にも優れているため、一般住宅以外の大型施設にも応用したいとの声が高まっています。
常温効果によって固まってくれるので、塗装のしやすさが進化していることも特徴の1つです。
このように無機塗料は従来の使いにくさや弱点を克服し、新たな一手を生み出しつつあります。
環境保護の観点でも優れた外壁向け塗料として、性能は今後もパワーアップしていくでしょう。
まとめ
今回の記事では外壁塗装業界でも難易度の高い塗装として知られる無機塗料に関してご説明しました。塗料の選び方に迷いが生じたら、まずはお気軽に外壁塗装の専門業者へお問い合わせください。
カビや湿気にも強い素敵な無機塗料を上手に外壁へ活かしてみてくださいね。
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