外壁塗装における吹き付けとはどのような作業?住まいを彩る方法とは
外壁塗装はひと言で言えば、外壁を「塗る」工事です。
さまざまな塗料の中からご自宅に合うものを選んで、美しい外壁に仕上げる作業です。
外壁塗装の手法の1つには「吹き付け」と呼ばれる工法があります。
この記事では吹き付けに注目し、詳しく解説しますのでぜひご一読ください。
外壁塗装における吹き付けとはどのような工事?
現在外壁塗装をお考えの方のなかには、すでに塗装業者の方と打ち合わせを始めている方もいらっしゃるかもしれませんね。
その場合、費用や足場についてはもちろんのこと、塗料の種類や工事内容についても説明を受けているのではないでしょうか。
外壁塗装の手法のなかには「吹き付け」と呼ばれるものがあり、現在のお住まいの塗装も吹き付けで行われているケースも多数あります。では、吹き付けとは具体的にどのような工事なのでしょうか。
吹き付けは「ガン」と呼ばれる機械などを使って、塗料を壁に丁寧に吹き付けする工事を指します。
ミストのような状態になった塗料を壁に向かって吹くような作業です。
べたべたと塗料を塗り上げるわけではなく、細やかな状態となった塗料をまだらなく吹き付けるため、繊細で美しい仕上がりになります。よく見かけるリシンと呼ばれる外壁はまさに吹き付けによる作業の賜物です。
日本においては過去にモルタルという素材の外壁が多く使われており、今もなお多く現存しています。
リシン仕上げはモルタルに多く活用されており、表面上は凹凸感があります。
貫禄のある風合いに仕上がり、耐用年数はおおよそ8~10年程度と言われています。
リシンに使われているのはリシンガンと呼ばれるもので、外壁塗装にとっては非常にポピュラーな道具です。
このように吹き付け工事は、リシン仕上げの視点を加えて解説すると、非常に日本国内においてポピュラーな工事と言えるでしょう。
吹き付けのほかにはどのような塗装方法があるの?
外壁塗装においてポピュラーな施工方法である吹き付けですが、ほかにはどのような方法があるのでしょうか。
主流の塗装方法として知られているのは「ローラー」です。
ローラーはコロコロ状の塗装道具を使って、丁寧な塗り上げを行います。
現在最もポピュラーな塗装方法と言っても過言ではないでしょう。
凹凸感のある外壁材にはあまり使用しない方法ですが、下塗りを行っている場合には凹凸のある外壁にもローラー塗装を行うことはよくあります。
また、刷毛も頻繁に登場する施工方法です。刷毛は細かい箇所を綺麗に仕上げるために行われる工事です。
ガンを使う吹き付けとは異なり、職人がローラーでテキパキと外壁を仕上げていく過程です。
吹き付けとは異なり飛散する塗料が少なく、現在はモルタルよりもサイディング材が外壁の主流となっているのもあり、ローラーによる塗装の方が頻繁に行われています。
ただし、広範囲の作業を効率よく仕上げられるローラーも大きなメリットがある方法です。
現在もしもモルタルの外壁を塗装する場合には、どういう仕上げにするのか十分に検討することがおすすめです。
吹き付けを採用しよう!施工のメリットとは?
現在外壁塗装を行うにあたって吹き付けをご検討される場合には、メリットを知りたいと思っている方も多いでしょう。
ここからは吹き付けのメリットをご紹介します。
メリットは主に3つ挙げられます。
1.仕上がり
吹き付けは良くいろいろなサイトで仕上がりについても紹介されていますが「意匠性」がある仕上がりを実感できます。
吹き付けの技術が巧みな塗装業者に依頼すると、非常に美しい仕上がりができます。
重厚感のある仕上がりから、モルタルの仕上げのようなオーソドックスな状態までいろいろな選択肢があるため、仕上がりに柔軟性を感じられるでしょう。
2.作業がスピーディー
ガンを使って広範囲に塗料を施工するため、手作業のローラー仕上げよりも短期間で作業が終わる傾向があります。
外壁塗装の費用には作業料金として日当が発生しますが、にローラー仕上げよりも安くなる傾向があります。
3.凹凸にムラがない
ローラーや刷毛を使ったとしても、凹凸のある外壁を綺麗に仕上げること自体は可能ですが、どうしても色ムラが起きやすくなります。
凹凸部分ひとつひとつに、仕上がりの差異が発生しやすいのです。しかし吹き付けならムラが無く仕上がります。
気になる吹き付け塗装のデメリットとは
では、吹き付け塗装を実施する際に気を付けるべきデメリットとはあるのでしょうか。
吹き付け塗装で注意すべきは「養生」です。
ガンを使って塗料をミスト状にする以上は、風が吹くと飛散してしまうリスクが高いのです。
ローラーは塗料を付けたらそのまま外壁に塗り付けるので、飛散しにくいというメリットがあります。
一方で吹き付け塗装の場合は養生をしなければいろいろな所に塗料が付着してしまうというリスクがあります。
特に近隣のお住まいとの距離が近い場合には、他社の敷地内にも養生を行わないとトラブルになる可能性があります。
周辺に及ぼす影響は吹き付けの方が大きいので、十分に検討のうえで塗装を行うことが理想です。
しかし、吹き付けの方が基本的に費用は低く設定されているので、費用対効果、近隣への配慮などのバランスを考えて決めると良いでしょう。
何を基準に外壁塗装は決めるべき?
今回の記事では外壁塗装の手法に注目してお送りしましたが、一体何を基準に外壁塗装を決めるべきでしょうか。
外壁には凹凸やサイディングなど、さまざまな特徴があり、特徴にマッチングする手法の選択が望ましいでしょう。
どのような塗装方法にも一長一短の特徴があるので、細かく打ち合わせをしたうえで決断されることがおすすめです。
また、外壁塗装を慎重に判断するためには、大きなトラブルが起きてしまう前に塗装を行うことが理想です。
一般的に外壁塗装に使われている塗料の耐用年数は平均値にすると約10年前後といえます。
10年を超えると著しいダメージが発生する可能性が増すため注意が必要です。
10年程度でメンテナンスを行い、どのような方法で塗装を行うべきか慎重に判断するようにしましょう。
基本的に凹凸のある外壁なら、仕上がりへの考慮上吹き付けがおすすめされています。
まとめ
この記事では外壁塗装の手法の1つ「吹き付け」について細かく解説を行いました。
近年は外壁材の主流の変化からローラーによる手法が主流ですが、吹き付けによる仕上がりは美しく、意匠性もありメリットも大きな方法です。
どのような方法で塗装を行うかは業者と慎重に打ち合わせのうえで判断されることがおすすめです。
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