外壁塗装の劣化!症状や気になる補修費用・経年劣化の進み方について紹介!
長年建物を利用していると、必ず発生するのが外壁塗装の劣化です。
今回は、この外壁塗装の劣化についてどのような症状が起こるのか、
気になる補修費用はどういったものか、そして劣化に強い外壁塗装を紹介します。
この記事を読めばきっと外壁塗装の劣化について知ることができるでしょう。
外壁塗装の劣化の症状とは?
外壁塗装の劣化症状は様々なものがあります。
大きな劣化として、汚れ、塗装自体の劣化、建物自体の劣化が挙げられます。
まず、汚れによる外壁塗装の劣化症状は、コケやカビ、変色の3つの症状です。
外壁塗装の劣化で防水性が損なわれると、コケやカビが発生しやすくなります。
また、劣化によって表層がざらざらしてくるとコケやカビが付着したまま定着しやすくなり、
そこから繁殖して範囲が広がるのです。
加えて、コケやカビに含まれる湿気によって外壁塗装の劣化が進行するという
負の連鎖が生じるのも厄介な点といえるでしょう。
外壁の変色は長期間紫外線にさらされることで塗料が劣化し発生します。
塗装した当初に比べて明らかに色がくすんできたり、変色がみられる症状です。
塗装自体の劣化は、チョーキング現象が代表的な症状です。
これは、壁を触ると白い粉がつく現象のことを言います。
原因は塗膜表面が粉状に消耗し、それが粉となって手に付くような症状が発生します。
放置すると、どんどん劣化が進んでいってしまうため、
この現象が起こったら外壁塗装の塗り替えを検討する時期といえるでしょう。
建物の劣化による外壁塗装の劣化は、クラック、目地の劣化、さびの発生です。
クラックは外壁の表面にひび割れが出てくる症状で、外壁塗装の劣化によっても起こります。
横方向のクラックは雨が入りやすく、劣化の原因となりやすいので注意が必要です。
横方向のクラックが出ている場合は、
雨漏りしていないかを専門家に確認してみるのもおすすめです。
目地の劣化も賞状として出てきます。
塗装された外壁をつなぐコーキングは劣化によってひび割れや剥離が発生します。
これによって、徐々に雨水が侵入して外壁塗装の深刻な劣化を引き起こしていくのが特徴です。
さびの発生も症状として起こってきます。
経年劣化やひび割れによって防水機能が弱まった外壁に、内部の金属へ雨水が流れ込み、
それによってさびが発生してしまいます。
さびが起こると、外壁塗装の部分にもさびが移り、
もらいさびの症状が発生することも少なくありません。
外壁は様々な素材がありますが、主な外壁塗料の劣化として上記のような症状に大別できます。
外壁塗装の劣化の補修費用について
気になる外壁塗料の劣化の補修費用は、約数万円程度から約200万円程度です。
行われる補修内容として、高圧洗浄、劣化箇所の補修、
コーキング打ち替え、塗り替えといったものが挙げられます。
まず、最も安価にできるのが高圧洗浄で、約数万円程度から約10万円程度が目安となる内容です。
この補修は、高圧洗浄によってコケやカビを落とし、汚れやチョーキング部分を洗い流します。
これによって、外壁の劣化した部分を洗い流すことで症状を改善することができるのが特徴です。
この補修は、足場を組んで行うか、高圧洗浄にプラスして、
殺菌消毒作用がある薬剤を混ぜたバイオ洗浄を行うことによって価格が変化します。
それでも冒頭のように、他の補修内容に比べると、安価にできる補修内容です。
次に劣化個所の補修は、内容によって異なります。
ケレン、セメント補修、パテ埋めといった作業が挙げられます。
ケレンは、劣化した部分を削り取ったり、さびた部分を取り除いたりする作業です。
この作業は1平方メートル当たり約500円程度~約2,000円程度の費用がかかります。
建物によりますが、約10万円程度~約数十万円程度かかるのが特徴です。
セメント補修は、補修が必要な部分にセメントで補修を行う工事です。
こちらは、1平方メートルあたり約650円程度~約1,200円程度、
1軒分では約20万円程度~約40万円程度かかるのが目安になります。
パテ埋めは、破損した部分をパテで埋める工事です。
こちらは1か所約1万円程度になりますが、破損個所が多いほど費用が増していくのが特徴です。
コーキングの打ち替えは、約30万円程度~約50万円程度かかります。
既存のコーキングの撤去とコーキングの打ち替え、
そして足場の設置などを行うとその程度の費用が目安になります。
コーキングの劣化した部分を撤去して、
新たに行わないと劣化した部分ごと再び剥がれてしまうので、撤去費用もかかってしまうのです。
最後が塗り替えです。
これは建物の大きさや選択する塗料によりますが、
約150万円程度~約200万円程度が目安になります。
高額になりますが、多くの場合、先ほど紹介したすべての作業内容が行われる補修です。
加えて塗料によって塗装されるので、外壁塗装の劣化のほとんどを解決してくれるでしょう。
ただし、塗装でも劣化が補修できない場合は、
外壁の重ね張りや張替えなど大幅な補修が必要になります。
この場合は、非常に費用が発生し、約300万円程度かかるケースも考えられます。
これらのレベルになるとリフォームなど本格的な改築も検討する必要があるでしょう。
劣化に強い外壁塗装を目指すには
劣化に強い外壁塗装を目指すには、塗料の選択や塗替えサイクルを意識することです。
外壁塗料は、年数の経過とともに樹脂を中心に、いずれ劣化を迎えます。
しかし、塗料によっては遮熱塗料といわれる熱をカットする塗料や
防汚性の高い塗料といった機能性塗料を選ぶことで、その劣化や塗膜の破損がしにくくなります。
そして、これらの塗料を選択することによって劣化に強い外壁塗装が期待できるでしょう。
塗替えサイクルを意識するのもポイントです。
塗料によって約5年~約10年おきに専門家のチェックを受けることによって、
適切な塗装のサイクルが分かり、タイミングよく塗装することで建物が長持ちするでしょう。
まとめ
外壁塗装は、年数を経過すると劣化が生じます。
この劣化のタイミングを見て、適切な対処を行うことによって劣化を遅らせたり、
外壁塗装を長持ちさせることができます。
もし、外壁塗装の劣化が気になったら、
一度塗装業者や専門家に相談し、外壁を診断してもらうのがおすすめです。
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