一戸建てに外壁塗装の必要性とは?不要なケースや注意点も紹介します
日本にある多くの一戸建てには、「外壁塗装」が施工されています。
外壁塗装は専用の塗料を使い、外壁を彩るものですが外壁材を守る役割も果たしています。
外壁は雨風や紫外線を受けるため、保護する必要があるのです。
この記事では外壁塗装の必要性について解説します。不要なケースや注意点も触れていきます。
外壁塗装の必要性とは?塗料について学ぼう
外壁塗装はその名称のとおり、外壁を塗装する工事です。
新築で一戸建てを建設した場合、入居時にはすでに外壁塗装は終えられており、美しい外観が完成しています。
では、外壁塗装の必要性とは、一体どのような点なのでしょうか。
外壁塗装の必要性は、以下の4つに集約することができます。
1.美観を保ち、求める住まいを演出する
一戸建ての住まいを得るためには、ハウジングメーカーや工務店に発注をする、建売住宅を購入する、そして中古住宅を購入する方法が挙げられます。
どの方法であっても、住まいの内装部分に素敵なインテリアを揃え、穏やかに暮らしていくためには外壁の存在は欠かせません。
冒頭に述べたように、外壁材の多くには外壁塗装が実施されますが、外壁塗装には美観を保ち、求める住まいを演出する効果があります。特に注文住宅を作る場合には、外壁塗装の色もご自身で選ぶことができます。
爽やかなブルー、人気のベージュやグレーなど、さまざまな塗料の中から、ご自身好みの塗料を選択できます。(一部地域の場合には使用できる色に制限があります。)
塗装後は、美しい発色を一定期間保つことができるので、住まいの美観に効果をもたらします。
2.外壁材を保護する
現在日本の家屋の多くにはサイディングと呼ばれる素材が使われていますが、そのほかの素材であっても多くの外壁材は塗装が必要です。(不要なケースは後述します。)
外壁材は非常に耐久性に優れており、施工後には数十年単位で長持ちできるものばかりです。
しかし、外壁材にも弱点はあります。それは「紫外線と雨風」です。
毎日外部に晒され続ける外壁材は、塗装をしていないと雨風や紫外線の影響を受けます。
すると、外壁材は予定されている耐用年数よりも早く劣化してしまうのです。
日差しが差し込む家は暖かく、快適です。しかし、外壁材が紫外線の影響によって傷んでしまいます。
また、塗装が無ければ防水効果が薄く、外壁材を通して雨漏りを経験する可能性もあります。
そこで、外壁塗装が必要なのです。塗装すると塗膜が外壁材に生まれます。
この塗膜がコーティングの効果をもたらし、外壁材を保護してくれるのです。
3.防水効果があり、カビやコケを発生させにくくする
上記では外壁材における雨風の影響について触れましたが、外壁塗装に使われている塗料には防水効果もあり、住まいの外壁をカビやコケから守る効果もあります。
実際に外壁塗装の効果が経年劣化により弱まっていくと、カビやコケが発生することが多くなっています。
4.住まい全体の価値を保つため
一戸建ては新築後から徐々に経年劣化が進行していきます。
固定資産税の視点から見ても、新しい住まいの価値は高く、徐々にその価値は減価償却されていきます。
しかし、住人からすると、いつまでも住まいが長持ちしてほしいものです。
たとえ経年劣化が進むものとわかっていても、放置されている住まいとお手入れされている住まいでは、その見た目にも状態にも雲泥の差があります。
外壁塗装は外壁材の保護ができるため、住まい全体の価値を保つ効果もあります。
このように、外壁塗装にはいろいろな役割があります。必要性があるのは明らかですよね。
では、外壁塗装をしなくても良い、不要なケースとはどのような場合でしょうか。
外壁塗装が不要なケースと注意点とは
外壁塗装は必要性が高く、日本の建築事情に鑑みるとほとんどの外壁材には塗装を行う必要があります。
では、不要なケースとは一体どのような場合でしょうか。
外壁塗装が不要なケースとは、外壁材によって決まります。
代表的な例を挙げると「タイル」には外壁塗装が不要です。
よく庭のアレンジなどにも使われていますが、タイルは艶があって美しく、塗装が要らない素材です。
ただし、外壁材としてタイルを貼る場合にはコーキング剤を使う必要があります。
コーキング剤も塗装と同様に、経年劣化が必要ですのでご注意ください。
タイル以外にもメンテナンスフリーと呼ばれるサイディング材もありますが、まだまだ高価であるため、広く使用されているとはいいがたいでしょう。
塗装コストを一戸建て新築時から下げておきたい、等の場合にはメンテナンスフリーの外壁材を検討することがおすすめです。
外壁塗装における注意点とは
外壁塗装の注意点は、以下の2つが挙げられます。
1.外壁塗装は耐用年数がある
外壁塗装は多くの外壁材を保護していますが、塗料は経年劣化によって劣化します。
塗料にも種類があるため、耐用年数にも幅がありますが、一般的に前回施工から10年程度が経過すると劣化が目立つようになります。
塗装にひび割れが発生したり、塗膜のふくれ・剥がれなどの症状が発生したら、劣化のサインです。特に塗膜が剥がれ始めると、その下の外壁材が剥き出しの状態になります。
早めにリフォームを検討しましょう。
また、触れるだけで白い粉が付着する場合には、チョーキングという劣化現象が進行しています。
チョーキングは防水効果が落ち、塗膜が傷んでいる状態です。思わぬ部分から外壁材を経由して、雨漏りが発生する可能性があるので、ご注意ください。
2.放置は結果として高コストに至る
外壁塗装が劣化しリフォームが必要となった場合、費用がかかります。
そのためついつい、修繕を怠ってしまうケースもあとを絶ちません。
しかし、外壁塗装をリフォームしないと、最終的には住まい全体にダメージが及んでしまい、結果として大きなリフォームを施工せざるを得なくなります。
劣化の放置はおすすめできません。
早めにメンテナンスを行い、適正な時期にリフォームをしましょう。
まとめ
この記事では一戸建てにおける外壁塗装の必要性について解説しました。
外壁塗装が不要な外壁材もありますが、現在日本における多くの住まいには、外壁塗装が施工されています。
劣化を放置すると、雨漏りなどのリスクが膨らんでしまうので、早めにメンテナンスを行うようにしましょう。
住まいの外壁を美しくすることで、外観もパワーアップします。
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