外壁塗装の必要性は高い、それとも低い?塗装が無いリスクとは
みなさんのご自宅の外壁には塗装が施されていますか。
現在日本における一般的な住まいの外壁には、外壁塗装が実施されています。
もちろん、塗装が必要ない外壁材もありますが、なぜ外壁塗装はほとんどの外壁に実施されるのでしょうか。
この記事では外壁塗装の必要性に焦点を当てて詳しく解説します。
外壁塗装ははっきり言って必要?
現在日本の外壁材の主流となっている素材はサイディング材と呼ばれるものです。
かつてはモルタルが主流とも言われていましたが、耐用性が高く費用も抑えた価格の素材であることから、外壁材に留まらず屋根材としてもサイディングが普及しています。
サイディングには主に窯業系や金属系といった素材がありますが、いずれの素材も外壁塗装が必要です。
つまり、現在のほとんどの住まいは外壁塗装が必要です。
外壁塗装は不要、という情報もネット上に流布されていますが、レンガやタイルなどの素材以外の外壁は基本的に塗装が必要と認識しておきましょう。
どうして外壁材本体だけではだめなの?
住まいに使われている外壁材は非常に頑丈なものが選択されています。
劣化しにくい素材で無ければ家全体が早く傷んでしまうからです。
家のメンテナンス費用は外壁だけではなく、内装についても気にかける必要がありますよね。
外壁は予め塗装を行っておくことでパワーアップを図っておくことが望ましいのです。
外壁材本体は常に外の環境に耐えしのぐ必要があり、塗装の無い状態では雨風や雪、排気ガスや紫外線の影響ですぐに傷んでしまいます。そこで外壁塗装の出番なのです。
外壁塗装は外壁材をコーティングする役割があり、外壁材を守る効果があります。
しかし、一見するとペンキや絵の具のようなただの塗料にも関わらずどうして外壁塗装を行うと外壁材を守る効果があるのでしょうか。
外壁塗装の効果とは
外壁塗装に使われる塗料には色んな種類があります。
現在主流と言われている塗料はシリコン系塗料などですが、この塗料の特徴を決める部分は樹脂です。
樹脂が異なると塗料の特徴も大きく変わります。
塗料にはまず、断熱や遮熱と言った熱に対する防御の効果があります。
外壁材本体にはもちろん断熱や遮熱の効果はある他、壁の内側にも断熱材が施工されていることが基本ですが、塗料が仕上げの効果をもたらすことでさらに相乗効果につながります。
また、塗料にはユニークな効果もあります。それは遮音性です。
建物内でピアノを始めとした楽器を演奏する習慣がある方は防音材を使った施工を実施しているかもしれません。
防音材には遮音効果があるため塗料よりも効果は高いですが、さらに建物の外部からアクリルやウレタン系の塗料を使うことで遮音性を高めることができます。
子どものにぎやかな声が響きすぎることが気になる…そんな時は遮音効果のある塗料を選択すると良いでしょう。
音の効果を壁だけではなく塗料でも調整することで快適な室内空間を演出することができます。
そして、塗料はまだまだ進化の一途を辿っていることもご紹介したい内容です。
近年塗料の中でも注目が高まっているものが光触媒の塗料です。
シリコン系など主流の塗料と比べると塗料の価格は高めですが、光触媒には耐汚染性と呼ばれる特徴があります。
この特徴はユニークで、洗浄について自浄で行う能力があるのです。
通称・セルフクリーニング効果とも呼ばれており、雨を使って外壁を洗い流す効果があります。
今までの塗料は雨が多いと外壁にカビや藻などを発生させてしまうことがありましたが、塗料本体に汚れを洗い流す効果があると外壁塗装はもちろんのこと、外壁材本体の寿命も長くなります。
そのため塗料の価格自体は高くても耐用年数の長さが魅力であることから、新築時やリフォーム時に光触媒の塗料を選択する人が増加しているのです。
このように外壁塗装にはさまざまな効果があります。
塗料にはデメリットも
外壁塗装に使用される塗料には上記で解説したように高い効果があるのですが、その一方で知っておくべきデメリットがあるのも事実です。
では、塗料のデメリットとは一体どんな内容でしょうか。それは「耐用年数」です。
車の塗装などでも言えることですが、塗料には耐用年数があるため経年劣化します。
つまり、長年放置してしまうと塗料の色が薄くなるだけではなく、塗料の持つ効果も薄れていくのです。
外壁塗装に使われる塗料はペンキ類などと比べると長持ちしますが、平均すると約10年程度が塗料の耐用年数です。
塗料の種類によっては15年前後持つこともありますが、10年程度を迎えたらメンテナンスをされることがおすすめです。
外壁塗装は劣化の初期段階ではちいさなひび割れ程度の進行で済みますが、そのままの状態を放置してしまうとひび割れが拡大し、塗膜の剥がれが発生します。
住宅本体の根幹にも影響し始める上、雨漏りなどのリスクにもつながるため、劣化は放置しないように注意しましょう。
外壁塗装をリフォームする際の注意点とは
外壁塗装は劣化の放置はしないことが必須ですが、リフォームをする場合にはどんな注意点があるでしょうか。
外壁塗装のリフォームを成功させるなら、以下の2つのポイントを抑えましょう。
1.工程の必要性を明瞭に説明してくれる業者を選ぶ
初めて外壁塗装のリフォームを実施する場合、足場の組立てや塗料の選び方などに疑問を抱える人も多いでしょう。
「本当にこの工程は必要なのかな」と質問をしたくても、業者によっては明瞭に答えてくれない場合があります。
優良業者は施工主の質問に答えてくれるものです。
塗料の寿命や工程など業者の都合を押し付けるのではなく、丁寧に解説してくれる業者を選びましょう。
2.不安を煽る業者を選ばない
外壁塗装をリフォームする際には、同時に屋根についても工事を行うこともおすすめです。
足場の設置が1度で済むため、別々の工事を実施するよりも施工費用を抑えることができます。
しかし、無料のメンテナンスなどで自宅を診断してもらう際に必要以上に不安を煽る営業トークをする業者もいます。
工事を急ぐようにしつこく営業する、必要性のわからない工事をアピールしてくる業者は悪徳業者の可能性があるので注意しましょう。
まとめ
この記事では外壁塗装の必要性を焦点に詳しく解説を行いました。
塗装のリフォームは一般の方々がタイミングを知ることは難しいですが、今回ご紹介のとおり塗装後10年程度を目安にメンテナンスをされることがおすすめです。
塗装は住まい全体を守る効果があり、劣化を放置しないように注意しましょう。
また、リフォームの際にはしっかりと優良業者を選ぶようにしましょう。
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