外壁塗装におすすめの季節はある?住まいを素敵に彩るコツとは
住まいの外壁は新築時には素敵な外壁塗装で彩られているものの、経年劣化が進むと次第に退色していきます。外壁塗装は美観を整えるだけではなく、防汚性や防水性などの機能もあるため、定期的なメンテナンスと再塗装が必要です。
そこで、この記事では外壁塗装と相性が良い季節について紹介します。
外壁塗装にはベストの季節はある?
新築時にはピカピカの外壁塗装も築年数が経過すると、塗料に経年劣化が進行するため、次第に色剥げや塗膜の剥がれなどの症状が目立つようになります。
外壁塗装は劣化の状態を放置すると雨漏りに至る可能性があり、早めにメンテナンスを行ったうえで再塗装を行うことがおすすめです。
外壁塗装の色が薄くなってきたり、汚れが目立つようになってきたりしたら、まずは早めに専門家へメンテナンスを依頼し、リフォームを検討しましょう。
では、もしも外壁塗装のリフォームを決断したら、いったいいつ塗装を行うべきでしょうか。この章では外壁塗装にベストの季節を紹介します。
外壁塗装におすすめの季節は春と秋
外壁塗装の施工内容は、専用の塗料を使って塗装工事を行うものです。つまり、仕上げのためには塗料を乾かす必要があります。一般的に流通している外壁塗装の塗料は、気温が5度を下回るとうまく乾かないといわれており、寒い季節には不向きとされます。
そこで、外壁塗装に適している季節は、春と秋だといわれています。
・春はなぜ向いている?
春は気候が安定しており、温かな気温になりやすい時期です。乾燥している季節のため塗料も乾かしやすく、湿度の影響もあまり受けません。春一番のように風が強い時期もありますが、雷雨も少ないため、外壁塗装のベストシーズンといわれています。
・秋はなぜ向いている?
秋も春と同様で、湿度が低く気候も安定しており、運動会のベストシーズンといわれる時期でもあります。さまざまなイベントが行われる時期は、外壁塗装にも向いています。ただし、9月頃は台風一過に悩まされることも多いでしょう。10月~11月の時期が狙い目です。
外壁塗装に不向きな季節もあるの?
外壁塗装には不向きといわれる時期もあります。それは、冬季です。関東や南日本は冬季でも降雪が少ないですが、それでも外の気温が低く、塗料が乾かしにくい時期です。
加えて、北日本のエリアは氷点下になりやすく、降雪の時期も続きます。地域にも寄りますが、基本的に外壁塗装には不向きでしょう。また、外壁塗装工事には足場が必要となります。
冬季は足場工事も危険が多くなるため、春が来ることを待つケースもあります。実施する際には、無理のない工事日程を組むことがおすすめです。また、梅雨の時期も外壁塗装には不向きです。
梅雨前線の影響によっては塗料に大きな影響を与えるためです。ただし、冬季と比較すると塗装自体は乾きやすい時期になるため、天候に配慮すれば問題なく作業が進行できます。
夏は外壁塗装には向いている?不向き?
外壁塗装は春や秋がベストで、冬季や梅雨は避けることがおすすめです。では、夏は外壁塗装に向いているのでしょうか。それとも不向きなのでしょうか。
結論から言うと、夏は晴れの日が多く、塗料の乾き自体には問題がありません。しかし台風や猛暑などの影響によって、作業が中断してしまう場合も多くなっています。
作業者は高所で塗装工事を行う必要があり、熱中症にかかる可能性が高いためです。塗装工事自体は行われていますが、ベストシーズンの観点で言うと、春や秋の方がおすすめされています。
外壁塗装のリフォームはベストシーズン以外できない?
外壁塗装にダメージが見つかったら、雨漏りなどの大きなトラブルを防ぐためにも早期に対策を講じることがおすすめです。外壁塗装の剥がれが小さい規模の場合、一部の補修工事のみで対応できます。
しかし、外壁全体にひび割れが進行している場合は、外壁の防水効果が著しく低下しているおそれもあるため、早めにリフォームを実施しましょう。では、ベストシーズン以外の時期に、外壁塗装のダメージを見つけたらどうするべきでしょうか。
春や秋以外に依頼はできないのでしょうか。結論から言うと、オールシーズンでの外壁塗装の相談に、多くの業者が対応しています。降雪地帯では冬季の施工が物理的に難しいですが、一部の補修工事は実施する場合もあります。
また、天候によっては2月でも春めいてくるエリアも多いため、冬季の外壁塗装の工事も決して珍しいものではありません。むしろ、ダメージを放置してしまう方が住まいにとっては大きなデメリットになりかねません。
まずは外壁塗装の専門家に相談し、対策方法を早急に検討しますよう。
価格に違いはある?
外壁塗装の依頼時期によっては、施工の費用に違いがあるのでしょうか。あまり人気が出ない冬季や梅雨の時期は、外壁塗装業者にとって閑散期です。
そのため、依頼があればキャンペーン価格で施工をしてくれる業者もあります。繁忙期ではない時期は、価格面でメリットを感じることも多く、一概に春や秋だけを施工のベストシーズンとは考えなくても良いでしょう。
専門家の場合、ベストシーズン以外の施工技術にも長けているため、まずは相談することがおすすめです。夏で乾燥がしやすそうな時期であっても、湿度が85%を超えていると塗料が乾かないためあえて避けることもあります。
ベストシーズンの外壁塗装を目指すなら
「せっかく住まいの外壁塗装をリフォームするなら、やっぱりベストシーズンを目指したい」というときにはどうすれば良いでしょうか。結論から言うと、以下の2点を押さえておくことがおすすめです。
メンテナンスを受けておく
緊急性の高いダメージが見つかると、ベストシーズン以外の時期であっても外壁塗装を決断する必要があります。そのため、急なトラブルを防ぐためにもメンテナンスを受けておくことがおすすめです。
特に築後10年以上経過している場合は、屋根も含めて塗装のメンテナンスを受けましょう。
予約する
外壁塗装のベストシーズンの時期は、新築やリフォームのベストシーズンでもあるため、塗装業者が多忙です。もしも春や秋の塗装を目指す場合には、早めに予約をすることがおすすめです。
まとめ
この記事では外壁塗装のベストな季節を中心に、詳しく解説を行いました。外壁塗装は塗料を乾かす工程が必要となるため、季節に配慮しながら慎重に工事を進める必要があります。
しかし、おすすめされない時期といわれている梅雨や冬季でも、地域など条件が整えば工事は可能です。まずはお気軽に相談してみてくださいね。
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