外壁塗装の時に足場はいくら必要?費用目安や注意点を解説
外観を美しく維持するためには、外壁塗装が欠かせないですよね。
外壁塗装は築後10年前後を目安に点検をされ、必要に応じてリフォームをすることがおすすめです。
そこで疑問です。外壁塗装の見積もりを行うと「足場」に関する費用が書かれていますが、いくらが相場なのでしょうか。
費用目安や注意点とともに解説します。
どうして外壁塗装に足場は必要なのか
外壁塗装を行おうと事前に見積もりを取得すると、足場代に関する項目が書かれていることがあります。
外壁塗装に必要なものと言うと、塗料や刷毛、ローラー、そして優れた職人の技術であることは間違いありません。
では、どうして足場代金も請求されているのでしょうか。
その理由は以下の3つにまとめることができます。
1.職人の作業効率の向上と安全性の確保
高所作業を必要とする外壁塗装は、職人が効率よく外壁全体に塗装を行う必要があります。
広範囲に渡ってムラなく塗装を行おうと思うと、大規模な作業スペースを要することは言うまでもありません。
そのため、均一に移動できるスペースとして足場が必要なのです。
また、職人は高所作業であっても塗料を行うために手を延ばしたり、屈んだりする作業を行います。
安全性を確保するためにも、足場は欠かせません。
2.養生し飛散防止を実施するため
足場は職人たちの作業スペースのイメージが強いですが、それ以外の機能もあります。
足場は養生のためにも必要なのです。外壁塗装は塗料を塗るだけではなく、吹き付けるようにして施工を進めることがあります。
この時に塗料が飛散してしまうことがあるのです。
足場を使って養生シートをかけることで、近隣への飛散を防ぐことができます。
養生シートには臭いの拡散を防ぐ効果もあるのでトラブル防止のためにも必需品と言えるでしょう。
3.正確なメンテナンスを行う
足場は塗装の前に高圧洗浄を行い、ダメージが外壁材にまで達していないかなど細やかなメンテナンスも行います。
必要に応じて屋根のメンテナンスも行っており、正確なメンテナンス作業を行った上で外壁塗装を実施しています。
塗装作業だけではなく家を細やかに点検するためにも足場の存在は欠かせないのです。
足場費用は節約できる?費用の目安とは
足場は上記で解説のように塗装の際に欠かせない存在ですが、気になるのはやっぱり費用ですよね。
足場費用は塗装を依頼する際にネックとなる場合があります。
では、足場費用の目安とは一体どのぐらいなのでしょうか。
一般的に足場の施工に関しては全行程(設置から解体まで)を含んで1平方メートルに月600円前後~1000円前後と言われています。
例えば、一般住宅に多い建物の坪数は40坪ですが、平方メートルに置き換えると40に対して3.3をかけます。
つまり、40坪は約132平方メートルです。
このサイズに対して足場を用意する場合、もしも足場代かかるのは1平方メートルあたり1000円とすると、足場代に13万2000円はかかることになります。
実際には建物より大きな足場代を作ることになりますが、目安として覚えておいてください。
足場代の節約はできるのか
外壁塗装時には10万を超える金額が発生する足場代ですが、正直塗装をご検討の方としては「必要だけど安くならないかな」と考えるのではないでしょうか。
足場塗装の節約方法はないのか気になりますよね。
結論から言うと、足場代を節約することはとても難しいのです。
足場は資材の適切な管理と設置、人件費や養生に関する費用などからどうしても安易に値下げを実施することはできません。
さまざまな作業の工程を考えると適正な価格なのですね。
むしろ足場代が異様に安い場合には塗料代金などで水増しをしている可能性すらあります。
では、足場代を節約するコツは本当に無いのでしょうか。
結論から言うと、節約するコツはあります。
それは「工事をまとめること」なのです。
足場が必要となるのは外壁塗装工事だけではありません。
屋根に関する塗装や修繕の工事、バルコニーなどのリフォームや雨樋に関する工事も足場を必要とします。
つまり、1度の工事で複数のリフォーム工事を終えてしまう方が足場代を重複して何度も支払う必要がありません。
1回の足場代金を節約するのではなく、リフォームをまとめることがおすすめなのです。
足場代金が高くなってしまうことはある?
できれば安く抑えたい足場代金ですが、時と場合によっては費用が高くなってしまうこともあります。
足場代が高くなると、水増し請求ではないかと不安になる人も多いですが、必要なサービスを実施する場合には費用が加算されるのです。では、どのようなケースだと足場代金が高くなるのでしょうか。
まず、足場代が高くなるのは資材数や組立する工程数が多くなる場合です。
一般住宅における足場代金の相場は先に解説をしましたが、2階なのか3階なのか、など住宅の階数によっても費用が変わります。
建物が大きければ大きいほど足場に必要な資材数も多くなり、作業数も多くなります。
つまり、建物が高層になると足場代金は高くなるのですね。
また、複雑な形状が多い家も足場代金が高くなることがあります。
組み立てを行う作業が複雑化すると、使えない資材もあるためです。
一方で一度組み立てたものは工期がずれてしまった場合でもほとんどの場合には追加費用の請求はありません。
外壁塗装の場合、塗装後に乾かす工程があります。
冬季に近い時期、梅雨の時期は塗装が乾くまでに時間を要することがありますが、この分は費用に含まれています。
自力の塗装は危険?メンテナンスから塗装はプロにご依頼を
さてここまで外壁塗装に必要な足場について解説しましたが、塗装と足場代が気になる場合には自力の塗装を検討する人も多いでしょう。しかし、注意点があります。高さが2メートルを超える場所での作業は足場の設置が必要なことをご存じでしょうか。
危険を回避するためにも足場は塗装にも必要な工程なのです。
塗装工事のトラブルなどを回避するためにも外壁塗装は業者に依頼をしましょう。
知識豊富な業者ならあなたのご自宅にぴったりの塗装をセレクトしてくれますよ。
まとめ
この記事では外壁塗装時に必要となる足場を主体に解説をお送りしました。
塗装工事なのになんで足場が必要なのだろう、と疑問に感じる方にわかりやすく発信しましたが、いかがでしたでしょうか。
足場代は必要経費として発生しますが、是非その他の工事を組み合わせることで費用の節約を図ってみてくださいね。
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