外壁塗装の全工程には、どのぐらいの日数がかかりますか？

 

住まいを彩る外壁塗装ですが、全工程を終えるためにはどのぐらいの日数がかかるのでしょうか。

今回の記事では、外壁塗装の全工程の詳細や、工事に必要な日数に焦点を当てて詳しく解説を行います。

 

これから外壁塗装を行う方も、関心をお持ちの方も、ぜひ本記事をご一読ください。

 

外壁塗装をしたいけど、期間中は不便になる？

外壁塗装に関心をお持ちの方のなかには、工事に踏み切りたいけれど、期間中は不便になるのではないか、と心配される方がおられます。結論、外壁塗装の期間中は養生されているため、若干生活は不便になります。

 

例えば、室外機が動かせない場合が多いため、期間中はエアコンの稼働が難しいのです。

また、塗料独特の臭いが立ち込めるため、外壁塗装中は窓を閉め切ってもらうことになります。

 

つまり、季節を選んで行わないと、住まいの内側で暮らすみなさんにも多少の影響は生じるのです。

そこで、期間中は不便になったとしても、できる限り快適に過ごすために、以下の2つを押さえておきましょう。

 

外壁塗装のベストシーズンは春と秋

外壁塗装のベストシーズンは、春と秋の2つとされます。

この時期は天候が落ち着いており、雨天による作業の中断や台風による工事期間の延長も起きにくいのです。

 

そのため、順調に塗装が終われば乾きの工程も早く、施工がスムーズに進みます。

エアコンも稼働していない時期が狙い目です。

 

夏も塗装が乾くという点ではメリットがあるように見えますが、エアコンが稼働できないとつらい思いをする可能性があるでしょう。

加えて、真夏日は暑すぎて作業が中断してしまうことがあります。

 

冬季は地域によっては塗装作業が出来ますが、5度を下回ると塗料が乾かないため、一部の地域では真冬の塗装は見送られています。

快適に工事を終えたい場合にはベストシーズンを狙うようにしましょう。

 

早期の点検を実施しておく

外壁塗装に使われている塗料には耐用年数があり、おおよそ10～15年程度で寿命を迎えます。

しかし、早めに外壁の点検をしておくことで建物全体の塗装時期を遅らせることも可能です。

 

気になる部分を早めに修繕して追うことは住まいに必要なコストを下げることにつながります。

 

外壁塗装の全工程を学ぼう！必要な日数とは

では、外壁塗装を実施する場合には、一体どのような工程で行われるのでしょうか。

ここからは工程の具体的な内容と、必要な工事の日数について詳しく解説を行います。

 

外壁塗装の工程は6つ

外壁塗装を行う場合、まずは1つ目に足場の設置から始まります。

 

高所作業を要する工事のため、いきなり塗料を塗るような作業ではなく、作業者のスペースを確保するために足場の組立から始まるのです。

 

足場を組立したあとは、本格的な作業に入るため必要箇所に養生を行います。

近隣の建物との距離が近い場合には、塗料の飛散を防ぐために近隣の建物にも養生をご協力いただくことがあります。

 

足場が完了すると、2つ目の工程です。塗料が美しく仕上がるように、カビや藻などの汚れを除去すべく高圧洗浄の作業に入ります。

業務量の高圧洗浄機を使って丁寧に汚れを取り除く作業です。

 

丁寧に外壁全体の汚れを取り除いたら、乾燥させ、3つ目の下地処理に入ります。

養生はこのタイミングで行う場合もあります。次に4つ目は下地です。

 

塗装の下地部分を作る作業に入ります。次に5つ目は塗装です。

ようやくこの段階で塗料を使った塗装工事が行われます。

 

6つ目は乾燥と解体です。塗料が乾き、状態を確認する作業が終わったら足場の解体作業に入ります。

 

全工程を終えるまでにどのぐらいの日数が必要？

外壁塗装の全工程を終えるために必要な日数とはズバリ、どのぐらいなのでしょうか。

結論からいうと、「約10日前後」です。

 

1週間としている業者もいますが、住まいの大きさによっても塗装作業に関する時間は大きく異なります。

10日前後を見ておくことが妥当でしょう。

 

もちろんこの日数のなかには足場の組立てと解体に関してもカウントされているのでご安心ください。

全行程のなかには、塗装会社選びや塗料の種類、色選びはカウントしていません。

 

実際の工事の前には別途、外壁塗装業者との緻密な打ち合わせが必要となります。

 

外壁塗装工事の前に知っておきたいこと

外壁塗装の工事を実施する前には、知っておきたいことが1つあります。

それは「近隣住人への配慮」です。

 

外壁塗装を行う際には、どうしても塗料の臭いが周辺に拡散されがちです。

また、足場の搬入時には道路の使用許可は取るものの、近隣の方々にご不便をおかけすることがあります。

 

足場の設置や解体にはそれなりに騒音も発生します。このように、外壁塗装工事には周辺の方に負担を強いることがあります。

工事を開始する前には、「事前の挨拶」を実施するようにしましょう。

 

外壁塗装の業者が自ら周囲に挨拶をしてくれる場合もありますが、近隣の方々への配慮を示す意味では、施工主の方がご挨拶をしておくことも大きなメリットです。

 

このときには、工事日程や工程内容なども伝えておくことが重要です。

トラブルに発展させないためにも、配慮を欠かさないように注意しましょう。ちょっとした心遣いが大切です。

 

外壁塗装の工程を円満に終えるためには

外壁塗装の工程を円満に終えるためには、業者選びが重要です。工期は10日前後かかりますが、あまりにも短い工期で外壁塗装ができる、とアピールする業者は下地の処理を省いてしまったり、塗装の作業が粗かったりとおすすめ出来ない可能性があります。

 

また、円満に終えるためには施工実績が豊富で、信頼できる業者に依頼をすることがおすすめです。

 

工事の全工程に施工主の方が付き添う必要はないですが、不安な場合は打ち合わせの段階で複数の業者に見積もりを依頼し、安心できる業者かどうか見極めることも重要です。

 

外壁塗装は一見簡単に見える作業ですが、丁寧な工程が欠かせない工事です。

気持ちよく工事を終えるためにも、実績豊富な安心の業者に依頼しましょう。

 

また、外壁塗装には保証制度を設けている業者もあります。

万が一のトラブルに備えて、保証制度に加入している業者もおすすめです。

 

まとめ

今回の記事では外壁塗装に関して、全工程の概要や日数に関して詳しく解説を行いました。

外壁塗装に初めて挑戦する場合には、いろいろな工程があることがおわかりいただけたでしょうか。

 

外壁塗装は一見すると、ただ塗料を塗るだけの工事に見えますが、洗浄や下地処理も必要です。

安心できる、信頼の業者に依頼をするようにしましょう。